形から入る
習い事をするとき、よく「形から入る」という言葉を聞きます。
習い事などしたことも無い私ですので、この意味を深く感じたこともありませんでしたが、このところ、しみじみとそのとおりだと感じております。
私が小川流煎茶道を習い始めてまだ2年半ほどです。小川流に入るきっかけは、日本茶インストラクターの講習会で、小川流小川後楽家元の講演を聞いたことにあります。
小川後楽家元は煎茶道の家元であると同時に煎茶に関する学者で深い知識をお持ちです。日本茶インストラクター協会兵庫支部長片山様のご尽力で、煎茶の歴史について5回にわたる講演会が神戸で行われました。ここで、家元の知識の深さと人柄に魅かれ、小川流に入りたいと思い、家元に申し出て、NHK神戸カルチャーセンタの教室を紹介していただきました。以来、私にとり最大事は煎茶道になっています。
実は、家元に申し出たとき、私の気持ちには二つの考えがありました。それまで、煎茶の持つ精神面への影響力に関心がありまして、これを自分なりに追求できたらと考えておりました。これとは別にしても、お手前ぐらいは知っておくべきと考えて煎茶道を始めようと考えていたのです。
これは、非常に恥ずかしい考えであると、ようやく気づき始めたところです。お手前の奥には、煎茶の精神性もちゃんと織り込まれているのです。「形から入る」ことが大切なのですね。
形が身についておらず、まだまだ時間はかかると思いますが、煎茶を悠々と楽しめる境地に近づきたいと思っております。
追伸
私が小川流に入りたいと思ったのは、家元の持つ知識に触れる機会が続くようにと思いが強かったことが何よりでした。そして、講演会の最後で、盧仝の茶歌に関する家元の解説書のようなものを世に出していただきたいとお願いいたしました。





























